「探偵に必要な感覚」と「探偵の掟」

極秘事項 裏話

探偵に必要な感覚

探偵に最も必要で依頼人に多くの情報をもたらす感覚は「洞察力」と言える。

直感的に物事を理解し状況を分析できる能力であるが、昨日、探偵を始めた人間にそんな洞察力など養われる訳は無い。

やはり、多くの案件に関わり現場を体験し経験した者にのみ備わる特別な感覚である。

調査現場経験の無い探偵事務所の相談員が相談者の意図を受け止められない理由は洞察力の経験値が極めて低いからである。

依頼人の置かれている状況から「欲している情報」を推測し「必要な調査」を提案、調査を行った後に想定される「御依頼人の方向性」の可能性をいくつか説明する。

想定される可能性に納得された相談者が依頼人となる。

ここで御依頼人に「想定外の結果」があることもリスク回避の意味合いも込めて説明されなければならない。

優れた探偵は「洞察力」が備わっている。

世間で勘違いされがちな「観察力」とは意味合いが少々異なることも付け加えさせていただきたい。

探偵の掟

秘密厳守に他言無用が「探偵の掟」である。

もし、探偵と依頼人のみが共有する案件についての情報が流出したならば探偵失格であり探偵を名乗る資格など無いと言えるだろう。

昨今、世間を騒がす「情報流出事件」を記憶している方が多いと思うが、一般企業が扱う情報と探偵の扱う個人情報は質が異なる事を知る人は少ない。

一言で個人情報の何が違うのか?とお思いになられる方も多いと思う。

探偵が依頼人から得る個人情報の殆どが、依頼人以外知り得ない情報であり極めてパーソナルな情報と言えるだろう。

例えるならば「何処に誰が何時に行く」などが代表的な依頼人のみが知り得る個人の情報。

かたや一般企業が情報流出などで問題になる情報は「住所・氏名・年齢・性別・職業・連絡先・メールアドレス」等だろう。

理解していただけたと思うが、このような情報が第三者に流出する訳が無いため「探偵の掟」は絶対なのである。

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